フリーランス一年目は多くの役割を果たす

フリーランスエンジニアとして独立した一年目は、受注できた仕事を必死にやることで手一杯という状況になる場合が多いでしょう。
しかし、エンジニア業務だけやっている状態では、事業主としての役割は十分果たしていないことになります。
会社員時代であれば、目の前の仕事だけを集中してやっていればよかったのですが、フリーランスになったら経理担当の役割も果たす必要があります。

例えば、得意先からの入金が期日通りにあったかどうか、源泉徴収まで含めた金額はあっているか、いつまでにどこに支払をするかなどについても、しっかり確認の上対応する必要があります。
一年目が終了したら、すぐに確定申告をしなければいけません。
会社員時代は、会社が年末調整をしてくれていたはずなので、確定申告は初めてすることになる人も多いでしょう。
また、エンジニアとして設計やプログラミングだけしていても仕事の依頼は来ないでしょうから、営業の役割も果たす必要があります。

但し、クラウドワークなどWebを上手く使って効率的に行うことがポイントです。
さらに、この取引先とは取引をすべきかどうか、この仕事は受注すべきかどうかの経営判断を行い、来年以降の事業展開を考え今やるべきことを進めていくといった経営者の役割も果たす必要があります。
会社員時代とはかなり勝手が違うので戸惑うでしょうが、一年目を乗り切ることができれば、徐々に一人で多くの役割を果たしていくことに慣れてくるでしょう。